2枚の「The Farm Label」のニクジール・バナーを背景に、笑顔の男性4人が写っている。そのうち2人は霜降りの和牛の生肉を手にしており、その前にはお皿やまな板が置かれたテーブルがある。.

「ワドン・パリ」のアリタ和牛 ― 日本の和肉体験

2026年10月12日〜12日

フランス、パリ

2026年10月12日、当社は「ワドン・パリ」にて「和牛カット体験会」を開催しました。この招待制イベントでは、シェフや業界の専門家が一堂に会し、解体、調理、試食を通じて有田和牛の魅力を体験しました。.

SIALパリの開催を数日後に控えて行われたこのイベントでは、完成した料理の枠を超えて、日本の和牛を深く知る機会が提供されました。来場者は、丸ごとの肉がどのように解体されるかを目の当たりにし、個々の筋肉の違いを理解するとともに、丁寧な解体作業と入念な下準備が、食事体験だけでなく、プロの厨房の経営面にもどのような影響を与えるかを発見することができました。.

肉職人の高名雅孝氏による解体実演から、日本とフランスの食文化を取り入れた試食会に至るまで、この日のイベントは「食材を理解することが、その魅力を最大限に引き出すための第一歩である」という一つの中心的な考えに基づいて行われました。.

白いテーブルクロスの上に、霜降りの美しい和牛のストリップロインが載っており、その横には日本語の文字が書かれた木製のアリタ和牛の牛の形をした看板が置かれている。背景には、「ニクジレ」のバナーがぼんやりと写っている。.

なぜパリに有田和牛を持ち込んだのか

和牛については、霜降り、格付け、産地、価格といった観点から語られることがよくあります。これらの特徴は重要ですが、それだけでは和牛の全貌を語るには不十分です。.

シェフやレストランの専門家にとって、実際の調理現場で肉の部位を理解することも同様に重要です。筋肉の構造は、その調理方法にどのような影響を与えるのでしょうか?ステーキにはどの部位が最適なのでしょうか?同じ部位の異なる部分を、どのようにメニューに取り入れることができるのでしょうか?そして、シェフは、優れた食事体験を提供しつつ、品質、歩留まり、コストのバランスをどのように取ればよいのでしょうか?

これらは、「日本式裁断体験」の背景にあるアイデアの一部です。.

パリは、このイベントの開催地としてまさにうってつけの場所でした。フランス料理には、精肉技術や調理技法、そして良質な食材を最大限に活かすという確固たる伝統があります。この環境に日本の和牛を取り入れることで、日本の生産・精肉手法とフランスの料理のノウハウがどのように融合できるかを探求する機会が生まれました。.

ワドン・パリでイベントを開催したことで、これらの対話をプロフェッショナルな料理の場へと持ち込み、そこで製品の実演、調理、試食を行うことができました。.

有田和牛を単なる高級品として紹介するのではなく、その多彩な使い方をゲストの皆様に実際に体験していただきたいと考えました。.

有田和牛のチャックロールの解体術

このイベントの目玉は、肉職人の達人である高名雅隆氏による生解体実演でした。.

高名氏は、有田和牛のチャックロールを使い、その部位を解体し、個々の筋肉を分離する方法を実演しました。参加者はその工程を間近で観察し、肉の構造や、解体時の精度がどのような部位を取り出せるかにどのように影響するかを学ぶことができました。.

この実演では、日本の和牛の大きな部位を扱う際のいくつかの重要な側面について解説しました:

  • 筋肉の分離: チャックロール内のさまざまな筋肉を理解し、その構造がどのような用途の可能性に影響を与えるかを把握する。.
  • 収量とコスト: 購入価格だけにとどまらず、1頭の枝肉のうち利用可能な部分が、その経済性全体にどのような影響を与えるかを理解すること。.
  • カットの選択: どの部位をステーキとして調理できるか、またどの部位がタルタルなど他の調理法に適しているかを探ってみる。.
  • 料理における汎用性: 同じ切り方が、日本料理とフランス料理の両方で活用できるという点について考えてみると。.

プロの厨房においては、これらの要素は密接に関連しています。.

上質な肉は、単に購入して提供するだけの食材ではありません。その特性を理解し、適切な分量を割り出し、メニューに慎重に組み込む必要がある商品でもあるのです。.

各筋肉の起始と停止、そしてその使い方を理解することで、シェフは下ごしらえ、分量の決定、メニュー開発、食材費について、より的確な判断を下すことができます。.

この実演は、日本の精肉技術と、プロの厨房を運営する上での日常の実情とを結びつける実践的な機会となりました。.

まな板からキッチンへ

実演が終わると、いよいよキッチンでこの肉がどんな活躍を見せてくれるのか、試してみる時が来た。.

試食会は、塩とコショウだけでシンプルにグリルしたチャックロールから始まりました。味付けを最小限に抑えることで、牛肉そのものが主役となり、ゲストはその風味と食感をそのまま味わうことができました。.

そこから、その経験はさまざまな料理の分野へと広がり、異なる料理の伝統を融合させた日仏融合料理なども生み出されました。.

また、来場者には、ストリップロイン、リブアイ、リブなど、その他の部位も試食する機会が設けられ、和牛のさまざまな楽しみ方が紹介されました。.

シンプルなグリル焼きと、より手の込んだ調理法との対比が、ある重要な点を浮き彫りにしました。それは、高級な和牛の楽しみ方は、決して一つの方法に限られるわけではないということです。.

その可能性は、霜降りが際立つステーキというお馴染みのイメージにとどまりません。部位や調理法次第で、和牛はシンプルな焼き肉から、レストランでの独創的な料理に至るまで、さまざまな料理に取り入れることができます。.

シェフにとって、この汎用性により、特徴的な日本の食材を取り入れつつ、自らの料理の個性を反映したメニューを開発する機会が生まれます。.

シェフと日本の和牛の距離を縮める

このイベントでは、カット実演や試食に加え、シェフや業界関係者が意見交換を行い、和牛を扱う上での実務的な課題について議論する場が設けられました。.

こうした体験は、会話が製品の説明や技術仕様にとどまらないものになるため、非常に価値があります。.

目の前で調理の工程を細かく解説してもらうと、単に文章で読むのとはまた違った疑問が湧いてくるものです。完成した料理を味わうことで新たな視点が得られ、他の専門家との議論を通じて、調理法やメニュー開発の新たな可能性が開けることもあります。.

NIKUJILLEにとって、こうした交流は、食のコミュニティとの関係を築く上で重要な役割を果たしています。.

私たちは、シェフやバイヤーの皆様に、日本の和牛の特長だけでなく、それをそれぞれの厨房やメニュー、ビジネスモデルにどのように取り入れることができるかについても理解していただけるよう支援していきたいと考えています。.

フランス市場には、独自の食文化、顧客の期待、そしてビジネス上の考慮事項があります。その環境で働く専門家の声に耳を傾けることで、日本の和牛がどのような点で付加価値を生み出せるのか、また実際に和牛を活用する上でどのように支援できるのかを、より深く理解することができます。.

ご自身のビジネスで有田和牛を取り入れてみませんか?

当社の和牛について詳しく知りたい方、取り扱い可能な部位をご覧になりたい方、また貴社の市場におけるビジネスチャンスについてご相談されたい方は、ぜひNIKUJILLEまでお問い合わせください。.

皆様とお会いできることを楽しみにしております。. お問い合わせはこちら!

概要

日付 2026年10月12日〜12日
エントリーフィー 招待制
イベントの種類 カットの実演と試食
所在地 フランス、パリ
会場 WADON PARIS、3 rue de Poissy、75005 パリ